TORUTEブログ
事業承継の進め方~親族内承継・従業員承継・M&Aの3つの選択肢~
2026/07/07 23:28|カテゴリー:事業承継・M&Aコラム
こんにちは。熊本の事業承継・M&AコンサルティングファームのTORUTE(トルテ)です。今回は、事業承継を考え始めた経営者の方に向けて、承継方法の基本となる「3つの選択肢」についてお話しします。
後継者不在は熊本でも深刻な課題です
中小企業庁の調査では、全国の中小企業経営者の平均年齢は年々上昇を続けており、後継者が決まっていない企業は半数近くにのぼるといわれています。熊本県内でも例外ではなく、業績は堅調なのに「継ぐ人がいない」という理由だけで廃業を選択せざるを得ない企業が少なくありません。廃業となれば、従業員の雇用、取引先との関係、そして地域経済に大きな影響が及びます。だからこそ、元気なうちに承継の選択肢を知り、準備を始めることが重要です。
事業承継の3つの選択肢

1. 親族内承継
お子様やご親族に会社を引き継ぐ、最も伝統的な方法です。社内外の関係者から受け入れられやすく、早くから後継者教育に取り組める一方、自社株式の移転にかかる税負担や、相続人間の公平性への配慮が課題になります。
2. 従業員承継(社内承継)
長年会社を支えてくれた役員や従業員に承継する方法です。経営方針の一貫性を保ちやすい反面、後継者となる従業員に株式買取資金の負担が生じる点や、金融機関からの借入に対する経営者保証の引き継ぎがハードルになりがちです。
3. M&A(第三者承継)
親族にも社内にも後継者がいない場合に、外部の企業や個人に会社を譲渡する方法です。近年は中小企業のM&Aが急速に一般化しており、「会社を守り、従業員の雇用を守る」前向きな選択肢として定着しています。創業者利潤を確保できる点も大きな魅力です。
どの方法でも「早めの準備」が成功のカギ
事業承継の準備には、一般に5年から10年かかるといわれます。後継者の育成、株式や財務の整理、磨き上げによる企業価値の向上など、時間をかけるほど選択肢は広がります。逆に、体調不良などで急に承継を迫られると、選べる道は限られてしまいます。「まだ早い」と感じる今こそが、実は最適なスタートのタイミングです。
まとめ~まずは現状把握から始めましょう~
親族内承継・従業員承継・M&A、どの道を選ぶにしても、最初の一歩は「自社の現状を客観的に把握すること」です。TORUTEでは、熊本市・八代市を中心に、事業承継・M&A・財務コンサルティングを通じて、経営者の皆様の円滑なバトンタッチをサポートしています。後継者のこと、会社の将来のことで少しでも気がかりがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。