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100万円で買える会社は本当にある?~スモールM&Aと1000万円以下の少額案件の実態と注意点~

2026/08/16 10:29|カテゴリー:M&A

100万円で買える会社は本当にある?

こんにちは。熊本の事業承継・M&AコンサルティングファームのTORUTE(トルテ)です。「100万円で買える会社なんて本当にあるの?」「うちのような小さな会社でも売れるのだろうか」——最近、こうしたご相談が増えています。今回は、1,000万円以下、なかには100万円前後で取引される「少額案件(スモールM&A)」の実態と、売り手・買い手が押さえておきたい注意点を整理します。

結論:100万円以下の少額M&Aは実際に存在する

結論からお伝えすると、数十万円〜100万円程度、あるいは「0円譲渡」といった少額のM&Aは実際に行われています。近年はマッチングサイトの普及で、小規模な事業でも買い手と出会いやすくなりました。「会社の値段=資産の大きさ」というイメージが強いかもしれませんが、少額案件では、価格よりも「事業を止めずに引き継ぐこと」自体に価値が置かれるケースが多いのが特徴です。

なぜ100万円以下で会社が売買されるのか

少額でも会社が引き継がれる理由

少額で取引される背景には、いくつかの共通した事情があります。第一に、後継者不在で「このままでは廃業」という状況を避けたい売り手が、価格よりも従業員の雇用や取引先との関係の存続を優先するケース。第二に、会社が小規模・赤字であっても、顧客基盤・許認可・技術・立地など「ゼロから作ると時間がかかるもの」に買い手が価値を見いだすケースです。廃業には在庫処分や原状回復などの費用がかかることもあり、「少額でも引き継いでもらえるなら」と考える経営者も少なくありません。

売り手・買い手それぞれのメリット

売り手にとっては、廃業コストをかけずに事業と雇用を残せること、そして長年築いた看板を次に託せることが大きな意味を持ちます。買い手にとっては、少ない資金で既存の事業・顧客・ノウハウを一度に得られ、独立・新規参入のスピードを大きく縮められる点が魅力です。個人が「小さな会社を買って経営者になる」という選択肢も、少額案件だからこそ現実的になります。

少額でも必ず押さえたい注意点

価格が小さいからといって、確認を省略してよいわけではありません。むしろ少額案件ほど、簿外債務(帳簿に載っていない借入や保証)、未払いの税金・社会保険料、取引先や従業員との契約の引き継ぎといった点を丁寧に確認することが重要です。価格が安い会社にはそれなりの理由が隠れていることもあります。譲渡の方法(株式譲渡か事業譲渡か)によって引き継ぐ範囲やリスクが変わるため、契約書の内容も含め、規模が小さくても専門家のチェックを受けることをおすすめします。

まとめ~少額案件こそ「相手選び」と「確認」が肝心~

1,000万円以下、100万円前後の少額M&Aは、後継者問題を抱える小規模事業にとって現実的な選択肢になっています。ただし、金額の大小にかかわらず、相手をよく見極め、引き継ぐ中身を確認することが成功の分かれ目です。個別の事情によって最適な進め方は変わりますので、判断に迷われたときは専門家にご相談ください。TORUTEでは、熊本市・八代市を中心に、少額案件を含む事業承継・M&A・財務コンサルティングをサポートしています。「小さな会社だから」とあきらめる前に、どうぞお気軽にご相談ください。